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Author:のろまと
7月20日
( ^ω^)ブーンの名前は男のようです
完結

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のろいまとめ@VIP
小さいまとめです 最近忙しくてなかなか更新できない状況です、すみません。
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( ^ω^)ブーンの乗った飛行機がハイジャックされたようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:35:41.42 ID:MUbOrKfL0
( ^ω^)「怖いお怖いお」



~乗客~
( ^ω^)
室伏
イチロー
阿部

その他一般客


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:40:52.25 ID:MUbOrKfL0
---- 5分後 -----

N○K「ニュース速報です。ハイジャック事件の人質は無事全員解放されました。
    機内には全てのテロリストが気絶しており、鈍器で殴られた痕跡や、全裸で横たわっているテロリストもいる模様
    機内で何があったのかは依然不明のままです。繰り返しニュースをお伝えします・・・・」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:42:39.37 ID:MUbOrKfL0
文才が無いからネタしか思いつかなかった

誰か代わりに書いてくれwww


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:43:26.74 ID:G2kjx5tqO
設定以外丸投げかよwwwww

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:43:42.00 ID:tlVl9G6U0
心から言おう



氏ね!!

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:44:09.04 ID:ngk/PzH8O
工エエェェ(´д`)ェェエ


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:44:55.47 ID:ELxuXbuwO
ワロタwwwwww


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:53:28.00 ID:fKvsJcqn0
『この機体は我々「亡国の騎士団」がジャックした。われわれの指示に従っていただこう」

はじめ僕はそれがたちの悪い冗談だと思った。アメリカンジョークだって。
いや、そう信じたかっただけなのかもしれない。

そんなはかない思いも、覆面をつけ、銃を持った男たちがあらわれたときに霧散した。

(;^ω^) 「こ、怖いお……」

怖い。がくがくと自分の意思に関係なく体が震えている。
そんな、ただ、軽い気持ちでアメリカに観光にいくつもりだったのに。
涙さえ浮かんでしまった。

??「大丈夫かい?」

やさしい声、そして震える手に添えられた大きな手のひら。


(;^ω^)「お……?」

??「大丈夫? ……日本人だろ?」


(;^ω^)「は、はい……あなたは?」


阿倍「おれは阿部。なぁに男は度胸、もっとしっかりしな」

小声で、だがしっかりとした声色で僕を元気づけてくれた男の人は阿部さんというらしい。
同じ日本人、しかも頼れる人で僕は少し落ち着きを取り戻し彼にお礼をいった。


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 19:53:28.00 ID:fKvsJcqn0
『この機体は我々「亡国の騎士団」がジャックした。われわれの指示に従っていただこう」

はじめ僕はそれがたちの悪い冗談だと思った。アメリカンジョークだって。
いや、そう信じたかっただけなのかもしれない。

そんなはかない思いも、覆面をつけ、銃を持った男たちがあらわれたときに霧散した。

(;^ω^) 「こ、怖いお……」

怖い。がくがくと自分の意思に関係なく体が震えている。
そんな、ただ、軽い気持ちでアメリカに観光にいくつもりだったのに。
涙さえ浮かんでしまった。

??「大丈夫かい?」

やさしい声、そして震える手に添えられた大きな手のひら。


(;^ω^)「お……?」

??「大丈夫? ……日本人だろ?」


(;^ω^)「は、はい……あなたは?」


阿倍「おれは阿部。なぁに男は度胸、もっとしっかりしな」

小声で、だがしっかりとした声色で僕を元気づけてくれた男の人は阿部さんというらしい。
同じ日本人、しかも頼れる人で僕は少し落ち着きを取り戻し彼にお礼をいった。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 20:17:10.53 ID:fKvsJcqn0
阿倍「誠意なら形でしめしてくれよ……あいつらから解放された後でね」

片目をつぶりながら彼はいった。

(;^ω^)「は、はい」

強い人だ……こんな状況にもかかわらず、冗談を言える勇気があるなんて。
気づけば震えはおさまっていた。話をしたことで安心したのかもしれない。

阿倍「しっかしハイジャックねぇ……何が目的なんだろうね」


(;^ω^)「も、もしかしてテロですかお?」

僕の脳裏に蘇ったのは9.11に起こった悪夢。再び震えがおきそうになる。

????「いや違う……」


突如、会話に誰かが割り込んできた。振り向く。阿部さんの二つ隣、つまり僕の左の帽子を深くかぶった男性。

????「やつら亡国の騎士団とやらは、テロリストではなく金目的の犯罪者集団。
     過去FBIもさんざん煮え湯を飲まされた輩さ。特攻なんてする必要はない」

(;^ω^)「そ、そうなんですかお?」

阿倍「詳しいじゃないか。もしかしてあんた特殊部隊かなんかかい? 映画の主人公になれるぜ」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 20:30:58.84 ID:fKvsJcqn0
????「いや、知り合いに聞いた話さ……」
男は帽子をとった。

(;^ω^)「あ、あなたは!」

阿倍「うほっ、いい男……」

イチロー「俺の名はイチロー。ただのしがない野球選手さ」

鈴木一郎。伝説的野球選手。いや、「的」をつけなくても彼の伝説なんて両手両足の指以上にある。
畏敬の念や、憧れ、そして戸惑いが僕の胸に生まれた。

阿倍「でも、どうしてここにいるんだい?」

イチロー「盗塁途中に暇だったからね」

あいた口がふさがらない僕を尻目に、彼は再び帽子をかぶった。

イチロー「顔がばれると面倒なことになるからね」

なるほど。彼ほどの人物、マリナーズから巨額の身代金を請求されてもおかしくない。

僕は落着きを取り戻していた。
話をしていたこと、頼りになる二人に挟まれたこと、そしてテロではないのなら安全だと思ったからだ。


40 名前:ちょっくら飯いってくるノシ[] 投稿日:2007/07/09(月) 20:42:47.45 ID:fKvsJcqn0
阿倍「う~ん、しかし困ったな。大事な用事があるんだよな……」

( ^ω^)「なんですかお?」

阿倍「ああ、アメリカ大統領に会いにいく途中なんだ」

僕の口は再び限界まで開けられた。

彼とは趣味が合うんだ、と笑いながらいう阿部さんをみながら、
この人もイチローさんに負けず劣らずすごいとを認識させられた。

阿倍「だからさっさと解決したいんだよな」

イチロー「俺も試合途中だしな。まあどうせ負けるだろうけど」

(;^ω^)「それいっちゃ駄目ですお……っていうか無茶ですお!」

阿倍「男は度胸、っていっても乗客の安全を考えると無理かな」

イチロー「俺一人ならなんとかなるんだがな」

阿倍「仕方ないさ」

談笑する二人。放心する僕。


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 21:10:03.15 ID:fKvsJcqn0
阿倍「だがいつ解放されるんだ?」

イチロー「やつらの目的が達成されたらだろう」

( ^ω^)「目的ってお金ですかお?」

イチロー「普通はね。だけどハイジャックなんて非効率かつ前時代的だよ」

確かに、ハイジャックなんて成功した例を聞いたことがない。

阿倍「とすると?」

イチロー「金目的じゃないかもな」

( ^ω^)「でも、お金目的じゃないとしたら話が合いませんお。
       奴らはお金がほしい犯罪者集団なんですお?」

イチロー「今まではな……だが、今までの金がこの計画のための資金だとしたら?」

それはどういうことだ――と尋ねる前に、少女の叫び声が機内に響いた。

???「いや、放して!」

全員の視線がその少女に向けられる。

青い服を着た女の子だ。
黒服の、なぜか覆面ではないサングラスの男たちにおさげの髪を掴まれている。


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 21:37:12.01 ID:fKvsJcqn0
???「石のありかを教えてくれないかね」

その女の子に、言葉ばかりは丁寧に命令しているメガネの男。

イチロー「あの生え際……まさか」

阿倍「知っているのか?」

イチロー「奴の名は、特務の青二才。別名・ムスカ大佐だ」

(;^ω^)「え、いや、逆じゃ……」

突っ込み終える前に、叫び声。今度は少年の声だ。

???「シータを放せ!」

シータ「パズー! きちゃだめー!」

少女、シータが少年パズーに向かって悲痛に叫び返す。

乗客もざわつき始めた。少年が手に持っているのはなにか小型の大砲のようなもの。
特務の青二才ことムスカにむけていることから、武器だと推測したのだろう。

(;^ω^)「た、大変ですお」

イチロー「いや、むしろ……」

阿倍「少年(未来のいい男)が危険だ。俺のセンサーが何かにビンビン反応してやがる!」

そうこう話している間に、事態は急展開を迎えた。


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 21:48:20.66 ID:fKvsJcqn0
金貨三枚(どこの国のだろう)を渡しながら「君も男なら聞き分けたまえ」、
「跪け命乞いをしろ」などと言っていたムスカに、少年が怒りをあらわにしたのだ。

パズーが武器の引き金を引いた。

機内がパニック状態になる。僕はとっさの事態に反応できず、ただ見ていることしかできない。
銃弾がムスカに向い進んでいく、よけることができる距離ではない。
ムスカの胸に吸い込まれるように進む銃弾、あと一メートル、数十センチ、数センチ。


そして


銃弾が、握りつぶされた。


――え?

どういうことだ。思考が、停止する。

阿倍「あの男……」

ムスカの前に仁王立ちする偉丈夫。
髪をオールバックにして結び、無表情でたたずむそいつの手の中から潰され、へしゃげた玉が滑り落ちた。


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 22:10:34.16 ID:fKvsJcqn0
あまりに衝撃的な光景。

数秒前までの騒ぎが嘘のように、死んだように静まり返る機内。
エンジンの音だけが、うるさく響いている。

阿倍「間違いない……セガール。奴の名はセガール」

信じられない、という風な声でつぶやく阿部さん。

イチロー「聞いたことがある……伝説の傭兵。無敵の男。
     あのゴルゴですら怖れた化け物、スティーブン・セガール」

(;^ω^)「に、人間なんですかお?」

正直、サイボーグやロボットと言われたほうがまだ信じられた。
あれは人間業はない。

イチロー「ああ……そうか、セガールを雇うために奴らは今まで金を狙っていたのか」

阿倍「それなら合点がいく……戦闘機や戦車や核兵器よりも、あいつのほうが恐ろしい」

イチロー「……怖いな。大気圏内なら負ける可能性のほうが大きい」

え、なんか今、いろいろと恐ろしいことを言わなかったかこの人達。

ムスカ「ハハ、みろ銃弾がゴミのようだ!!」

突如哄笑を発するムスカ。小さくシータが空気嫁といった気がするが気のせいだろう。


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 22:26:46.98 ID:fKvsJcqn0
そんなムスカを無視しながらセガールの巨体が動き出した。哀れな少年に向かって。
茫然としていたパズーが恐怖に駆られたように引き金を何度も引く。

だが、それはセガールの前には意味のない行為だった。
体に直撃しても傷一つ負った様子はない。

彼我の距離はあっという間に詰められ、パズーは首根っこをつかまれた。
あの超人が力の前にその首はあまりに細く、脆いように見えた。

シータ「パズー!」

ムスカ「さっさと石のありかを教えたまえ」

シータ「教えるから、あの人を止めてー!」

ムスカ「言え!」

シータ「……パズーが持っているわ」

ムスカ「ふん、さっさと言えばよかったのだ。おい!」

その声と共に、パズーの首が魔の手から放された。
代わりに黒服たちにもみくちゃにされ、なにかを奪われたようだ。
それが、ムスカの手に渡される。

青く光る石。なにか模様が施されている。


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 22:48:06.81 ID:fKvsJcqn0
ムスカ「これが飛行石……」

(;^ω^)「飛行石?」

聞いたこともない。宝石か何かだろうか。

ムスカ「呪文は知っている……」

ムスカが小声で何かを呟いた。少しか聞こえないが異質な響きをもった言葉だった。
言い終わると共に、石がまばゆい光を放った。
そして、青い光は徐々に収束し一筋の光を放つ。まるで、何かを導くように。

ムスカ「ははははははははははははは!!!!」

ムスカの高笑いが、機内を駆けた。

阿倍「あれは……もしや……」

イチロー「どうやら……」

聞き返す前に、ムスカの高笑いは止んだ。
そして上機嫌な様子で話し始める。乗客すべてに向かってだ。

ムスカ「さて皆さん。ランチを運ばせます。食べながら、私の予定について話してあげましょう」

表向きはそう言ったが、僕の眼には話したくてたまらない、といっているように映った。
スチュワーデスに食事を運ばせるよう言って、ムスカは操縦室へ向かい、パイロットに方向に対して指示しているようだ。
「無茶です!」「制服さんの悪い癖だ。事を急がないと元も子もなくしますよ、パイロットさん。」

そんな声がきこている中、阿部さんとイチローさんはなにやら考えこんでいた。


133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 23:03:34.90 ID:fKvsJcqn0
( ^ω^)「ハムwwwwハフッwwwwwハフwwwwwwww」

阿倍「いい食べっぷりだ……口がいいんだね……ふふ」

なにやら阿倍さんがいっているが気にせず食べる。いろいろあって疲れたし、腹が減っては戦はできないのだ。
ちなみにイチローさんは弓子夫人の作ったものしか食べないといって手をつけていない。

ムスカは食パンの身だけ食べて、「次は耳だ」といって残った耳をたべていた。気持ち悪い。
そして食べ終わった時、ムスカは語り始めた。

ムスカ「いいですか、我々はラピュタに向かっています。
    ラピュタを宝島かなにかと考えているような輩もいますが――」

( ^ω^)「……ラピュタ?」

阿倍「大昔空に浮かんでいたという島さ」

(;^ω^)「でも、そんなの都市伝説じゃないんですかお?」

イチロー「……いや、おそらくムスカには確証があるんだろうな」

確かに。でなければこのような暴挙にはでまい。

ムスカ「我々亡国の騎士団は純然とした大いなる意志をもって――」

ムスカの演説が興奮の色を帯び、激しさを増してきた。


142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 23:22:55.74 ID:fKvsJcqn0
だが、それは不本意な形で終焉を告げざるをえなかった。突如、轟音が響いたからだ。
これは機体内ではない。外。高度数千メートルの大空からだ。窓の外を見やる。

空の青。雲の白。そして美しく輝く銀色。
銀色の戦闘機が、空を覆い尽くすほどの数存在していた。

阿倍「まったく……F22を全部つぎむなんて、ぶったんは心配性だなぁ」

戦闘機『我々は米空軍である! ただちに無駄な行為をやめ、指定の空港に着陸しろ!』

( ^ω^)「これで……!」

乗客たちは助かるのではないか、そんな期待が膨らむ。
だが。

ムスカ「はははは、空からの攻撃など予測済みだよ!」

戦闘機『繰り返す! 我々は米空軍……うわあああああああああああ!!!!」

戦闘機が光に包まれた。
爆発の余波が、窓を強烈に叩いた。

(;^ω^)「ミサイル!?」

イチロー「違う! ……左翼の上!」

窓に張り付く。そこには目を疑うような景色があった。
左翼、翼の上で鎖付きの鉄球をもった男が平然と立っている。いや、それだけではない。
男は空気抵抗などものともせずゆっくりと回りだす。


152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 23:33:35.21 ID:fKvsJcqn0
一回転、二回転、三回転。
回るごとにどんどん速さが増す。
ついには小型の竜巻ほどの速さとなってから、回転が止まる。鉄球を放って。

???「うあばびゃばあらばーーーー!!!!!!!」

鉄球が、数機の戦闘機を貫く。叫び声で、どうやら一機が故障をおこしたらしい。

阿倍「あら、久し振りの再開が空の上とはねぇ」

(;^ω^)「知り合いなんですかお!?」

阿倍「まあ兄弟みたいなもんさ」

イチロー「右翼にもう一人いるぞ!」

見やった先、、そこには先ほどの男と同じように立つ女性。

阿倍「妹さんか」

イチロー「……室伏兄妹!?」

(;^ω^)「室伏!?」

聞いたことがある。ハンマー投げで、地球一周+80メートルの記録を持つ男とその妹。

ムスカは万全の用意を整えてきたのだ。内ににセガール、外に室伏。
これはまさしく最強だった。何十という数の機体が空に散っていく。


162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/09(月) 23:56:17.49 ID:fKvsJcqn0
ムスカ「はははははははこのままラピュタまでいくぞぉぉぉぉぉっぉお!!」

叫ぶムスカと機体を止めることはF22では不可能だった。
数分を待たずして全滅。そのまま外の警護にあたる室伏兄妹に畏怖の視線が注がれる。

そこから一時間ほどが経過した。今窓をのぞいても見えるのは雲の白だけだ。

阿倍「ん? ああ、報酬はわかってるだろ? ……ああ、女は苦手でな。頼むぜ」

( ^ω^)「なにしてるんですかお?」

阿倍「ちょっと電話さ……」

本当はマナー違反なんだけど、と笑ってさらに続ける。

阿倍「多分だが、連中ラピュタにいったら俺達を皆殺しにするだろう」

(;^ω^)「!?」

阿倍「俺達はあのシータとかいう女の子を捕えるためのおまけと攻撃を緩めさせる保険さ
   ラピュタにつけばそれも用無しになる」

イチロー「ラピュタには自衛に十分な兵装があると考えられるからな」

(;^ω^)「そ、そんな……」

阿倍「大丈夫だ。俺が室伏兄妹を」

イチロー「俺がセガールを抑える」


165 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/09(月) 23:59:06.99 ID:fKvsJcqn0
ちょっとお風呂へ。無駄かもしれませんがいちおうトリ。

なんとか今日で終わらせたいなぁ


173 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 00:28:16.65 ID:72WKPhS30
よし、あがったよー

がんばって続き書く!


176 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 00:36:50.75 ID:72WKPhS30
冷静に語る二人。その瞳は信頼に値するだけの自信に満ちていた。

阿倍「そこで、君に頼みがある。……ムスカを抑えてくれないか」

(;^ω^)「ムスカを……」

確かに、ムスカは彼らのように超人的な力を持っているわけではない。
銃を持っているが、絶望的な差とは言えないだろう。

イチロー「なあに大丈夫だ。あの子供二人にも話をつけておいた。
     ラピュタとも縁があるようだし、きっと力になってくれる」

(;^ω^)「い、いつのまに……」

イチロー「光速を超えると時間がゆるやかになる。アインシュタインの相対性理論でいうと――」

(;^ω^)「……いえ、説明はもういいですお」

イチロー「そう?」

阿倍「とにかく、これで役割分担は決定。ラピュタに到着するまでゆっくりしようか」

ほほ笑む二人。この人たちの自信を見ていると、安心できる。
そこである疑問に気づいた。

( ^ω^)「……あ、別にラピュタに着いてからじゃなくても、今不意をつけば」

阿倍「……いや、ラピュタにはいいダッチワげふんげふん……高性能ロボットがあると聞いてね」

イチロー「弓子のおみやげにいいのあるかもしれないし」


179 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 00:51:31.73 ID:72WKPhS30
こ、この人たちは。安心はできるけど……できるけど……。
まあいい。緊張は十分ほぐれた。大丈夫だ。ぐっとこぶしを握る。
僕がこの人たちの足手まといになるわけにはいかない。決意を固めた。



それから、さらに一時間ほど経ってから。


ムスカ「きた! ついにラピュタに……!」

ムスカの叫びに呼応するように機体が揺れる。
慌てて窓の外を見た。白い雲から抜け出る。そこには竜巻があった。
いや、そんな表現では生ぬるい。風の鉄壁、とでもいうべき巨大で力強い。

ムスカはここに突っ込む気だろうか。
ただの旅客機が耐えられるかどうか、試してみるつもりなのだろうか。
背筋に冷たい汗が流れた。

ムスカ「よし、やれ」

違った。短い命令の言葉と共に、室伏兄妹が動き出す。

妹の由佳はさっきのように右翼でハンマーを手に回りだす。

( ^ω^)「あれ?」

だが、兄の宏治の姿が見えない。妹一人で十分ということだろうか。


183 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 01:05:00.08 ID:72WKPhS30

由佳「るでゅせあああああああああ!!!!!」

破壊的な叫声を発しながらハンマーは竜巻に一直線に向かう。
どうするつもりだ。突破はできるかもしれないが、風を止めることなどできはなしない。

だが、そんな思案も上からの音でけしとんだ。

(;^ω^)「走ってる!?」

胴体を疾走している。その確かな証拠である断続的な足音。

まさか。

まさか。

広治「うぅらああああああああああああああああああ!」

2本のハンマーを両手に持ちながら、突進し、そして跳ぶ。

空を舞う姿は、さながら鳥のようだ。
そして、着地点は図ったかのようにそこに流れてくるハンマー。
着地に成功。

そして風の中へと突入していく。


190 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 01:19:12.69 ID:72WKPhS30
1分、2分。時間が経過していく。

このまま何も変化が起こらないのではないか、と考え始めたとき気づいた。

(;^ω^)「風が……」

遅くなっている。気のせいかと思ったが、そこからの変化は劇的だった。

中も見えなかった強風が、加速度的に勢いを失っていく。
やがて、完全な無風状態になる。

見えたのは、小さな竜巻となっている室伏の兄、広治。
二本のハンマーで、逆回転を加えることで風を抑え込んだのだ。

兄妹の見事な連係プレイ。

ムスカ「突入!」

旅客機が進む。はるか昔に滅びた伝説の空島ラピュタへと。

着陸に適した広さをもったところが、花畑しかなかったのでそこに着陸する。
不安定ながらもなんとか無事に飛行を終えた。

ムスカが待ちきれない、といった様子で走り去っていく。


阿倍さんが目で語りかけてくる。もうすこしだ、といっているようだ。


195 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 01:37:46.85 ID:72WKPhS30
頷く。セガールもムスカの護衛についていくようだ。ほかの黒服たちもぞくぞくとおりだす。

阿倍さん、イチローさん、セガール、室伏兄妹。
超人達の戦いが、始まろうとしている。僕はごくりと唾をのんだ。
どのような戦いになるか、想像もつかない。

戦いの引き金を引いたのは、思わぬところからだった。

室伏の妹、由香が右翼から飛び立った。
剣呑な動き、これは回避行動だった。

そして彼女が着地をする前に、阿部さんとイチローさんは行動を起こした。
風のように素早く黒服たちを薙ぎ払い、ラピュタへと降り立ったのだ。

雑魚を一瞬で片づけ、阿倍さんは室伏兄へ、イチローさんはセガールへ攻撃を開始した。

イチロー「はぁぁぁぁぁぁあああ!」

黒塗りのバットで、セガールへの突きを見舞う。裂帛の意思を乗せた殺人的な突撃。
だが、それは両腕を交差させた防御行動に阻まれた。

セガール「ふん」

イチロー「甘い」

密着状態のまま、バットが引かれる。それは防御のためではなく攻撃の予備動作だった。
腰を落とし、下半身を動かさぬまま上半身だけでの突き。しかし威力は十分、かつ零距離。

避けられるはずもなく、腹にまともな一撃を受けセガールは弾き飛ばされた。


200 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 01:52:15.16 ID:72WKPhS30
しかし、倒れこまずに距離をとって銃器による反撃を行うセガール。それを打ち返すイチローさん。
洗練された、無駄のない動き。達人同士の死闘だ。


一方、阿倍さんと室伏兄との戦いは泥臭い、力対力の激突だった。

2本のハンマーによる豪快な連続攻撃を避けることはせず受け切る阿倍さん。
そして、ひとつのハンマーを捕えることに成功する。
もう一つがすかさず襲いかかるが、これを頭突きで受けた後抑える。

室伏「流石だな! あの頃よりパワーがあがっている!」

阿倍「うれしいこといってくれるじゃないの」

そういい2本のハンマーで綱引きのように力比べを始める。
鎖が張りつめた、均衡状態を保つ。

(;^ω^)「まずいお、妹が!」

阿倍さんは二人を相手にしているのだ。ひとりと互角ならば、二人は無理だ。
それもさきほどのような息の合った連携ができる相手なのだ。


205 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 02:00:57.92 ID:72WKPhS30
だが、妹はこの戦いに介入していない。いや。

(;^ω^)「別の相手と戦ってる……?」

妹は、ハンマーを上空で回し壁を作っている。そしてその壁に向かう、銃弾の雨。

だが、相手は誰だ。
その答えは、すぐにあらわれた。

上空からマシンガンを乱射しながら突っ込んでくる男がいる。
それでもなお正確な射撃。只者ではない。

パラシュートを開き、減速したあとすぐに切り離し着地。
その中でも牽制の銃弾を放っている。

阿倍「ゴルゴー! 女のほうは頼んだ!」

ゴルゴ「……報酬分は働く……」

葉巻をくわえながら喋り、なおかつ攻撃の手を緩めないゴルゴと呼ばれた男。

どうやら阿倍さんが読んだ助っ人らしい。三対三、これで一安心だ。

( ^ω^)「あとは、僕たちがいかないと!」


212 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 02:12:41.08 ID:72WKPhS30
シータ、パズー達に声をかけて急いで飛行機から降りる。
ムスカを止めなければ、この人たちの努力が無駄になってしまうのだ。

全速力で、ムスカの向かった遺跡へ向かう。

だが。

セガール「させん」

立ちはだかるセガール。止まらざるをえない。

イチロー「お前の相手は俺だ!」

バットで、セガールの後方から攻撃を仕掛けるイチローさん。
見事に命中する。会心の一撃だったはずだ。
沸き立つ心を、一瞬で冷やす冷酷な言葉。

セガール「残像だ」

いつのまにか後方からナイフを構えていた。
わけがわからぬうちに、凶器はイチローさんの首へと吸い込まれた。

(;^ω^)「イチローさん!?」

叫ぶ。笑みを浮かべるセガールがこちらを捕えた。
そして、ナイフを振りあげ――背中へ回した。

イチロー「残像さ」


222 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 02:24:12.77 ID:72WKPhS30
バットとナイフのつばぜり合いの状態。
パワーはセガールに部があるようだが、不安定な体勢で互角。

すさまじい闘いだ。

イチローさんの目くばせでやっと正気に戻り、駆け出す。
はやく、ムスカを見つけないと。

パズー「くそ、あいつどこに行ったんだ!?」

三人で手分けしてもみつからない。

(;^ω^)「二人は、ラピュタの内部について知らないのかお!?」

シータ「私がラピュタ王の末裔だってしったのも最近なの、わからないのよ」

パズー「くそ!」

どうすればいい? ――――自問しても答えは出ない。ただ焦りが募るばかりだ。

シータ「きゃあ!」

シータが悲鳴を上げた。振り向くと、そこには巨体の影。
セガールか、いや室伏兄妹か、いや新手なのか!?

徐々に姿を現す者。いや、それは敵ではなかった。人ですらなかった。
ロボット。そう形容するしかない、異形の巨人だった。


226 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 02:34:53.12 ID:72WKPhS30
(;^ω^)「これは……?」

敵ではないと思ったのは、それが鈍重な動きをしていたことと、肩に動物たちをのせていたからだ。
保証にはならない。だけど、勘に近いが「優しい」と感じてしまったのだ。

動きを見守る。
ロボットはゆっくりと僕たちに近づき、シータに手を向けた。
パズーが身構えるが、それを彼女が制した。

差し伸べた手には、白い花が握られていた。

シータ「ありがとう……」

ぴぽ、と機械音を発した。どうやら答えらしい。
そのままゆっくりと去ろうとしたのを慌てて止める。

(;^ω^)「待ってほしいお!」

言葉がわかるのか、止まってくれた。

(;^ω^)「ムスカ――ここに入ってきた男を知らないかお!?」

溺れたものが、藁をもつかむ心境だった。頼む。通じてくれ。

シータ「お願い、教えて!」

シータも悲痛に叫ぶ。ロボットは動かない。


231 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 02:47:18.60 ID:72WKPhS30
痺れがきれる直前、ロボットはしゃがんだ。
動物たちが飛び立つ。空いた両肩、そこに乗れと言っているような気がした。

顔を見合わせる。思っていることは、どうやら全員同じのようだった。




地上でののろまな行動は嘘のように、空中飛行は素早かった。
しっかりとつかまり、空の旅を続ける。

ロボットはラピュタの下方へと降り、そこに空いていた穴へと飛び込んだ。

狭い通路をなんとか通り抜けると、そこはラピュタの内部。かなりの奥ではないかと推測した。

ロボットが降り立つ。若干の名残惜しさを感じながら地を踏みしめる。
ぴぽ、とロボットが右を指さす。行けと言っているようだった。

ありがとう、と礼をいう僕ら尻目に彼は通路を戻って行った。


238 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 03:03:19.44 ID:72WKPhS30
ムスカ「読める、読めるぞぉ!」

( ^ω^)「…………ムスカ、やめるお!」

ムスカ「む……なんだ君は」

彼が示してくれた道を進んだ先に、なにやら石の台座に夢中になっているムスカがいた。

( ^ω^)「……なにをするつもりだお? このラピュタをどうするつもりだお?」

ムスカ「ふふ、私の秘密の名を教えてあげよう。ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ、
    ウルは王つまり私はラピュタ王の末裔なのだ」

ムスカは本当に楽しそうに語った。きっと、ずっと言いたい言葉だったのだろう。
何度も練習したかのように淀みなく続ける。

ムスカ「かつて圧倒的科学力で世界を支配した王国の子孫として、私には世界の王となる義務がある。
    ラピュタがあればそれも可能! ラピュタの再建こそ私の使命なのだ!」

( ^ω^)「……世界を相手に、戦争する気かお?」

ムスカ「返してもらうのだよ。長い年月つけにしていた利息を払ってもらわねばな」

( ^ω^)「お前に、ラピュタをどうこうする権利はないお」

ムスカ「…………なにぃ?」

ムスカの弁舌が止まった。あり得ないものを見るようにこちらを凝視する。


242 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 03:16:33.02 ID:72WKPhS30
( ^ω^)「……もうラピュタは滅びたんだお」

ムスカ「ラピュタは滅びぬ! 何度でも蘇るさ!」

( ^ω^)「滅びたんだお……王様もいない。誰もいない。何もない、忘れ去られた所。
       ここはただ静かに滅びを待つだけのためにあるんだお」

僕の脳裏に浮かぶのはあのロボットのことだった。彼は滅びを知っていたのだろうか?

ムスカ「黙れ! 君のアホ面には心底うんざりさせられる」

彼の顔はあまりの怒りのために顔色が蒼白になっている。
銃を懐から抜き、こちらに向かい構える。にやりと陰湿な笑い。

ムスカ「死ね」


叫び声が聞こえた。


ムスカの、後方からだ。

ムスカ「なにっつうぐっ!」

パズーの突進だった。彼は銃を弾き飛ばすと、無理やり飛行石を奪った。こちらにかけてくる。

シータ「パズー!」

後ろに隠れていたシータも出てきた。


245 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 03:26:45.81 ID:72WKPhS30
僕が囮になり、ムスカの注意をひく。その間にパズーが隙を突く。
簡単な作戦だったがうまくいった。
シータは最後の仕上げに必要だ。

ムスカ「ふんっ! だが、これで終わりだ」

銃を拾い上げるムスカに対し、僕らはゆっくりと手を重ねた。
飛行石のぬくもりを感じながら。

唱える、滅びの呪文を。





( ^ω^) シータ パズー「 バ ル ス ! ! 」





ムスカ「うわぁ、目が! 目がアアアアアアアア!」

青い閃光がムスカの目を焼く。
それを切片に、ラピュタが崩れ始めた。


251 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 03:41:44.29 ID:72WKPhS30
壁、床、天井。接合から解き放たれ、崩壊が進んでいく。
この広間も例外ではない。ムスカは狂乱し空へと投げ出された。

僕たちの足場も崩れていく。だが、シータが仕事をしてくれた。
あのロボットが瓦礫を避けながらこちらに向かってきてくる。
礼を言って、肩に乗る。

何千年もの間存在した空の島は、ついに滅びの時を迎えた。
ゆっくりと崩れ落ちていく様は、滅びだというのにどこか美しかった。

パズー「あれ、見て!」

シータ「飛行石だわ、おっきい!」

みやると大樹がその身に飛行石を受け、空へと昇って行くところだった。
そこでまだ戦っているイチローさんがいた。まだやっているのか。

( ^ω^)「パズーとシータはどうするお?」

パズー「シータの生まれ故郷にいきたいんだ。このロボットが運んでくれるといいんだけど」

シータ「え? みんなはどうするの?」

パズー「君の生まれて育った町を見てみたいんだ」

シータ「まあ……」


( ^ω^)「………………」


256 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 03:51:25.08 ID:72WKPhS30

あれ、僕無視されてない?

まあ確かに僕はお邪魔虫だ。かといって空に身を投げるわけにもいかない。
このピンク色の空間にいつづけるしかないのかと覚悟を決め……ん?

遠方になにかくねくねするものを見つけた。

蛇?

いや、これは……龍?

こちらに近づいてくるにつれ、確信に至った。白い龍。
いまさら龍程度で驚いたりはしないが……。

阿部「おぉ~い!」

(;^ω^)「あ、阿部さん!?」

肉薄するほど近くなると、龍の頭あたりにいる阿部さんも見えた。

シータ「あれは……」

パズー「ドラゴン!?」

驚いている二人にこれ幸いと礼と別れの挨拶をしてから、飛び移る。
意外と肌は柔らかい。


260 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 04:03:30.14 ID:72WKPhS30
阿部「無事だったかい?」

( ^ω^)「は、はい。阿部さんたちはどうしたんですお?」

阿部「ラピュタが壊れてた時、、落ちてくムスカの姿を見て雇い主が死んだから
   戦いは終わったのさ。ゴルゴのヘリで彼と室伏兄妹は帰ったよ」

(;^ω^)「そうですかお……ってイチローさんは!? まだ戦ってましたお!?」

阿部「ああ、彼らは頑固でね。決着をつけるまで戦うらしい。なあに、イチローさんは
   「宇宙なら勝てる」っていってたし大丈夫さ」

(;^ω^)「……こ、この龍はなんなんですかお?」

阿部「ん? ああとある温泉宿で知り合ってね」

どこに龍と知り合いになれる温泉があるんだろうか。
聞いてみたい気もするが、やめておいた。

阿部「ところで……彼らいいムードだね?」

( ^ω^)「バカップルですお」

阿部「はは…………妬けてこないかい?」

(;^ω^)「え?」

あれ? なんかこっちからもピンク色のオーラが漂ってる気が……。


265 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 04:17:56.10 ID:72WKPhS30
阿部「 や ら な い か 」

器用にこちらに近づいてくる阿部さん、や、やばい。オラなんだか尻の穴がうずうずしてきたぞ!

錯乱している場合じゃない、話をそらさなければ!

(;^ω^)「ととととととところで阿部さん! アメリカの大統領に会うんじゃないですかお!?」

ピタ、と止まる阿倍さん。

阿部「そういえばぶったんは心配してるだろうな……迷惑もかけちゃったし」

(;^ω^)「そそそそそそそそそそそそそうですお阿部さん! 早くアメリカに行きましょうお!」

阿部「そうだね。ハク、アメリカに向かってくれ」


龍の速度は、もしかして旅客機より早いのかもしれない。
必死につかまり、数十分でアメリカの地を踏むことができた。

なんとか必死に逃げて、僕は貞操の危機を守ることができた。
このことに関して、僕は間違ってたとは絶対に思わない。絶対にね!!!!!!


それから一週間、僕はアメリカの観光をしてまわった。
まあ、あんな大冒険の後だ。放心してしまってまともに覚えていないけども。
そして今、僕は日本行きの船に乗っている。


268 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 04:35:08.20 ID:72WKPhS30
これはジャックで飛行機が嫌になったわけではない。
当初の予定通り、豪華客船で旅を満喫している。

太陽の光を浴びながら、僕は英字新聞の一面を眺める。
不確かな読解力でなんとか読み解くに、イチローさんが五十試合連続盗塁を決めたこと。
そして阿部さんと室伏姉妹が大統領と親交を深めたということがなんとなくわかった。

僕は冒険の後、二人には合っていない。
あんな人たちにかかわったら命やらなんやらが危ないので、日本に帰ったら電話でも入れようかと思ってる。

大冒険の後の無気力感もうせ、僕は達成感とそして充実感を味わっている。
最高の気分だ!
しばらくは平穏無事に旅行を満喫したいと思っている。



だから。




269 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 04:38:36.45 ID:72WKPhS30
『我々トルメキアが、この船をジャックした。我々の指示に従ってもらおう』

などという声が聞こえるはずもないし、

「まったくKGBはなにをしていたんだ!」

などと叫ぶどこかの大統領も隣にいないし、

「ヴァチカンにかえるのが遅れそうですね……神の鉄槌を下さねばなりませんから」

などと呟く法王ももちろんいない。いるはずがない。
いや、むしろいていいはずがない。いることを許さない。

僕は新聞を見つめながら今日のディナーについて考え始めた。




( ^ω^)ブーンの乗った飛行機がハイジャックされたようです   ~完~



そして、ブーンの新しい冒険が幕を開ける。

( ^ω^)ブーンの乗った豪華客船がシージャックされたようです



(;^ω^)「始まらないおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」


274 名前: ◆rYFjlK2cmM [] 投稿日:2007/07/10(火) 04:45:33.29 ID:72WKPhS30
はい、なんだか最後に自分の首を絞めたような気もしますが気のせいです。
終わり方がこれしか見つからなかったんです。

自転車操業で始めたこの小説ですがさっさと終わらせようとしていたのに
気づけば鳥のさえずりがきこえます。眠いです。

今回処女小説であり、またプロットを建てたわけでもないですがなんとか
完結にこぎつけたのもみなさんの支援とwktkのおかげです。

阿部さんの動かしやすいキャラが奏功したのかもしれません。
見返したらムラや誤字がたくさんあるんだろうなぁ、と感じつつ終わります。

みなさん、ありがとうございました! そしておやすみ!
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この記事に対するコメント

なかなk
【2007/07/10 19:50】 URL | #- [ 編集]


なんというオールスター
【2007/07/10 20:48】 URL | #- [ 編集]


設定以降丸投げするやつなんて
初めて見たwwwwww
【2007/07/10 20:54】 URL | 名無し!! #- [ 編集]


その>>1も残像さ
【2007/07/11 11:27】 URL | VIPPERな名無しさん #3un.pJ2M [ 編集]


続きみたいなw
【2007/08/01 17:20】 URL | #- [ 編集]


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